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「おいジム、俺オシロ買ったんだぜ。」 「いいねえ、どこの?」 「HP。」 「そりゃすげえ、一体いくらしたんだい?」 「2個で8ドル」 ラジオ小僧として、オシロを持つのはそれは夢でした。が、高くてとても手が出るものではありませんでした。 高校生のころのある日、行き付けのジャンク屋にそれはかなり古そうな小さなオシロが。 売り値2万円。 貯めたお小遣いを全部つぎ込めば買えそう。 どうしよう、欲しいけど、動くのかなあ。 お金を持って数日後にもう一度行ってみたら、オシロの姿はもうありませんでした。 20年近く経って復活したラジオおやじが中古なら何とかなるかなあとフットヒルを歩いていると、 同じモデルが何段にも積まれたオシロの山。 いくら中古のポンコツでも100ドルからするのが普通なのに、その売り値に驚いて、即買ってしまいました。 「10台買ってくれればもう少し安くするぜ。」 「い、いえ、に、2個でいいです」 こうしてラジオ小僧は、晴れてオシロスコープのオーナーとなりました。 それも、エンジニアのあこがれ、ヒューレット・パッカード社製のです! たとえ古くたって、最高周波数500 キロ ヘルツだって、 ヒューレット・パッカード のオシロスコープ! |
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正常になった2号機をベンチに置き、連続通電してみました。
ラスタは安定していて、修理は成功したとしてよいでしょう。
2号機の外観は、管面にマジックで書き込みがあるなど汚れているので、
少しは清掃しようかなと考えていると、しかし、輝度がなんとなく下がってしまったような気がし始めました。
翌日の夜、輝度低下は疑うべくもなくなってしまいました。
ふたたびカバーをあけ、カソード回路基板の中の輝度調整とおぼしきトリマをいじってみると、十分な輝度が得られました。
ところがその翌日の夜になるとさらに輝度は低下し、完全にラスタが見えなくなってしまったのです。
とほほ。 すでに記した通り、 偏向異常の調査中にカソード回路基板をいじったらトリマのプラスティックノブと一本の抵抗がぼろぼろと崩れてしまいました。 それまでは輝度低下はこれほど顕著ではありませんでしたから、 原因を推測するに、 外装が崩れてしまった抵抗の抵抗値が熱による酸化か何かで変化し、輝度を下げてしまったのではないかと思われます。 2台を並べてカソード回路各部の電圧を比較してみることにしましょう。 抵抗の交換程度で済むことを期待しながら。 |
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結局のところ2号機はそれからほったらかしですが、
1号機はラボにやってきてからすでに16年間活躍中。
日曜日の朝、
TDM850用ポジションランプコントローラ
のテストを続けようと思ってHP1200Aの電源を入れたら、ラスターが管面左に行きません。
ああ、とうとう1号機にも2号機と同じ症状が出たぞ。5分ほどで突然症状は消え、その後は正常に。 2012-03-11 HP1200A 1号機 ラスタ左に行かず故障発生 翌週、起動直後にラスターが左に行かない現象が再発。 これはもう水平偏向トランジスタの劣化に間違いないでしょう。10分ほど経ったら正常になりました。 2012-03-11 HP1200A 1号機 ラスタ左に行かず故障発生 3週めも発生。電源投入直後にラスタが左に行きません。 5分ほどそのままにしておくとぱっと直り、以降は正常に動作。 温度が低いとトランジスタが異常動作するようになってきてしまっているのでしょう。 1999年の2号機修理以降サービスマニュアルも入手できているし、 すでに直し方はわかっているから (このページを書いておいて良かった!! 13年も前の修理の詳細を覚えているはずはありませんからね。)、 交換用のトランジスタがあれば今度はすぐに直せるでしょう。 ないなら2号機から取り出せばよい・・・でも2号機はどこに行ってしまったんだろう。 2号機を探し出すのに一番時間がかかりそう。 参考に偏向出力トランジスタ2N3440の主要スペックを書いておくなら以下。 2N3440 High-Voltage High-Current NPN Transistor, Metal Package VCEO 250V IC 1000mAmax hFE 40 min @ IC 20mA VCE 0.5Vmax @ IC 50mA @ IB 4mA FT 15MHz min @ IC 10mA NTE Replacement: NTE396 |
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