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短波ラジオを組み立てよう
Build your shortwave receiver!
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短波ラジオを組み立てよう

    はるかかなたの国から飛んでくる電波をキャッチできる・・・短波ラジオの魅力はここにつきます。 いまや世界各地が通信衛星や海底ケーブルで一瞬のうちに通信できるとはいえ、 自分で組み立てたラジオが何1000kmのかなたからの信号に反応していると考えると実にエキサイティングです。

    自分で設計し、部品を全て買い揃えて短波ラジオを組み立てるのは大変ですが、キットなら簡単。 自分のレベルに合わせてキットを選び、トライしてみましょう。 プリント基板に説明書の指示どおり部品をはんだ付けしていけば完成しますから、はんだ付けの経験のある人ならだれでもできるはず。

    とはいえ、短波ラジオは中波AMラジオに比べると満足の行く性能を得るのはなかなか困難。 部品を変えたり、回路を変えたり、いろいろ学びながらトライできるのは回路情報の公開されているキットならでは。 いったん完成した後も、改良を楽しむことができます。

    ここでは、雑誌やウェブでみつけた短波ラジオキットをリストアップしてみました。 ここにあるものは実際に購入したり組み立てたりしたわけではなく、 それらの品質や性能を保証するものではありません。 またNoobowSystems Lab.はそれぞれのベンダとの商業的関係はありません。 あくまでも一人のキットビルダとして、こんなの作ったら面白そうだなあというものを取り上げています。 アマチュアバンド専用の受信機キットはさらに数多くありますが、ここでは取り上げていません。

    さあ、どれにトライしようかなぁ?

    Dear Manufacturers and dealers of above products: The purpose of this page is to introduce these products to the kit builders in Japan. If you do not want your product listed here, please write to NoobowSystems Lab . Thank you.


ユニデバイス 0-V-2短波受信機キット

    6BA6と6BM8の2本の真空管を使った、本格的な0-V-2短波受信機キットです。 往年の科学教材社の0-V-2キットを彷彿とさせる構成で、プラグインコイルによりバンド切替が可能。 プラグインコイルは自分で巻いて作ります。 真空管時代のエアバリコンは日本国内では入手困難なためポリバリコンを使用しており、 これまた日本の伝統、バーニア ダイヤルでのメインチューニングとなっています。 また、ミゼット バリコンを使用したバンド スプレッド チューニングも装備。
    同社はすべての部品を単品販売しています。 パーツ単品価格の総和がキットの価格と等しい、という実にうれしい価格設定。 自分の必要なものだけを注文できます。
    これはひとつトライしてみたいなあ。

TenTec 1254 Shortwave Receiver Kit

    マイクロプロセッサ制御によるデジタルシンセサイザチューニングのゼネラルカバレージ受信機キット。 100 kHzから30MHzを2.5kHzステップでカバーし、 SSB/CW受信時には±1.5kHz可変のクラリファイヤでファインチューニングをとります。
    回路構成はダブルスーパーヘテロダインで、第1IFは45MHzへのアップコンバージョン。 スペックを見る限り、感度・選択度とも素晴らしい性能。 さすが、高性能HFトランシーバで有名なテンテック社の製品です。
    組み立て所要時間は25時間。これはトライしなくちゃ。

TenTec     http://www.tentec.com/     $195

TenTec 1253 9-Band Shortwave Receiver Kit

    いきなりデジタルシンセサイザにチャレンジするのはちょっと、という人のために、 TecTecはこの再生式受信機を用意しています。
    1.8MHzから22MHzまでの間の国際放送バンドとアマチュアバンドを合計9つ受信可能。 ボタン一つの電子式バンド切替え方式です。 単2電池を8本、または外部DC12Vで動作します。

TenTec     http://www.tentec.com/     $69.00

Regenerative 4-Band Shortwave Receiver

    この短波受信機は"T-Kit モジュール ボード"シリーズのラインアップの一つ。 回路基板とフロントパネルのセット。 自分でケースに組み込み、気に入ったつまみを取り付ければオリジナルレシーバの完成です。
    6MHz国際放送バンド、7MHzアマチュアバンド、9MHz国際放送バンド、それに12から15MHzの合計4バンドが受信可能。 回路は再生式で、手持ちのステレオヘッドフォンを使って受信します。

TenTec     http://www.tentec.com/     $29.00

"ANY BAND" Direct-Conversion SSB/CW Receiver

    これも"T-Kit モジュール ボード" シリーズのラインアップの一つ。 NE612ミキサー・オシレータを使ったダイレクト・コンバージョンで、 バラクタ・ダイオードによる電子同調です。
    キットには160, 80, 75, 40, 30, 20, 17, 15, 12 そして10メーターバンドを受信するためのパーツが付属しており、 このうちどれか1つを選んで使用するか、あるいは各自が思い思いのバンド切替機構を工夫して楽しむことができます。 この受信機はダイレクト・コンバージョンのため国際放送の受信には適さない、 とはっきり明示されているところも良心的。
    このボードを使用してQRPトランシーバに仕立て上げるのは楽しい作業でしょう。

TenTec     http://www.tentec.com/     $29.00

アイテック RX-9S

    9MHz帯をカバーする短波受信機キット。

アイテック電子研究所

\9800

サトー電気 5678BC-SW 2バンドラジオ

    小型真空管5678を3本使用し、ユニバーサル基板に組み立てます。 クリスタルイヤホンで受信するようです。 実用とするにはACアダプタが欲しくなると思いますが。

サトー電気     http://www.satodenki.com/     \6370

Ramsey SR2 Shortwave Receiver Kit

    Ramsey社の入門者向け短波受信機キット。 スーパーヘテロダイン方式で、AGC回路装備。 4MHzから20MHzのうちの2MHz幅を、バラクタ ダイオードによりチューニングします。 同社のカタログには感度は約1μVとあります。
    同社のエアバンド受信機AR1の経験からすれば、 電子同調電圧の安定化と精密ポテンショメータを使った改善が欲しくなるものとおもわれます。

Ramsey Electronics     $29.95 (専用ケース $14.95)

Vectronics VEC-102K Shortwave Regenerative Receiver Kit

    このキットは再生式なので、SSBやSWの復調も可能。 受信周波数は以下の5つのバンドに分割されています。
    Range A:  3.51 to  4.31 MHz
    Range B:  5.95 to  7.40 MHz
    Range C:  9.56 to 12.05 MHz
    Range D: 13.21 to 16.4  MHz
    Range E: 17.6  to 22    MHz
    金属ケースと減速ドライブをもつケースはゆったり大きく、 内部の写真を見ると回路基板面積の大部分は未使用。 再生式でどこまでいけるかチャレンジすると楽しいと思います。9V電池で動作。

Vectronics     http://www.vectronics.com/     $59.95

One IC Shortwave Receiver Kit

    C-MOS ICを使いスピーカを駆動する短波ラジオキット。 受信周波数帯は2.2MHzから7MHz。 9V電池で動作し、ポリバリコンでチューニングする高周波一段増幅・ダイオード検波・低周波増幅のストレート方式です。
    このキットのトライ結果はこちら

[Retailer] Electronix Express     http://www.elexp.com     $7.95 (Catalog No. 32SRK)
[Retailer] Ocean State Electronics     http://www.oselectronics.com/     $8.78

Shortwave Radio Kit 32MX901SW

    6MHzから8MHzのSW1と、12MHzから18MHzのSW2の2バンドを持つ、半田付け不要の学習キット。 9V電池で動作し、クリスタル イヤホンで受信します。 回路構成は不明。 ゲルマラジオ+低周波増幅アンプでしょうか?

[Retailer] Electronix Express     http://www.elexp.com     $8.50


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May. 04, 2002 Created.
Aug. 17, 2002 Reformatted.
Jan. 04, 2006 Reformatted.